2016/08/02 14:14
今回は雑貨店feve店内の一角にあるプチ音楽コーナーについてご紹介します。
当店に来ていただいた方や、HPやSNSをご覧になってくれたお客様はご存知と思いますが、店内の商品9割9分は
鮮やかなカラーの色物です。「シックでナチュラル」という店主の目標とは裏腹に「自分」というものが滲み出てしまう
ようで止まらないようです。(私、このブログの筆者は店主ではありません。あしからず)
さて、店内に入り鮮やかな雑貨たちをぐるっと見回したい気持ちをグッと我慢して頂いて、すぐ左奥の隅を見て下さい。
小さく黒い円柱状のスピーカーと電光掲示板が見えると思います。それのすぐ傍に「それ」が見えないでしょうか。
白と黒の四角い箱、大きさはトランプケースか煙草の箱くらい。天端にはボリュームスイッチのようなもの2つにミニ端子1つ、
側面には赤いランプと四角いスイッチが付いています。そう、「それ」です。
初代が2005年に発売されて10年余り...。今回取り上げるのは2015年発売の最新版「Buddha Machine5」。5というからには
5代目です。これまでは目立つカラー展開が多かったように記憶していますが5代目は潔く白・黒の2色のみ!プラスチッキーな
タッチでチープさは否めませんでしたが(チープも信条)これは表面にシリコン加工が施された、ちょっとワンランク上な
仕上がり。
そもそもブッダマシーンは中国のサウンドアーティスト「FM3」がプロデュースしたサウンドガジェットの1つ。数種類の
サウンドループが延々と流れ、セレクトスイッチでループを変更するというもの。それだけ...と言ったらもう身も蓋も無いのですが
「それだけ」のものが好事家の耳に留まり、Brian Eno、David Byrne等が大きく取り上げ、Throbbing Gristleや攻殻機動隊との
コラボ商品に繋がっていくのです。
本作はピアノやアナログシンセのサウンドにフォーカスした、どちらかというとNew Age寄りでしょうか。より瞑想に深く入って
いけそうな(怪しいものではありません)ディープな時間を過ごせそうです。ボリュームの可変はもちろんピッチベンド機能(音程を
変えられる)が付いていますので気分によって調整が可能。ヘッドフォン端子が付いているので、ブッダマシーンをいじって悦に
浸っているところを見られたくない方や、より集中して瞑想したい方はご存分に。
「ベトナムのブッダマシーン」等、亜流も存在していますが本商品はオリジナル直系です。ブッダ度は薄まってるかもしれませんが
パッケージ、サウンド含めて説得力というものは「buddha machine」が1つ飛び抜けていると思います。
当店の実店舗では実際にサンプル品として自由に触れる状態になっています。ただヘッドフォンはご用意していませんので
ご了承の上触れてみて下さい。私が店頭にいる時は耳をそばだてて聞いていますが。